残業ゼロの会社の記事をみて思ったこと

社員7人の町工場、残業ゼロで年収600万円超!ヒントはラーメン屋に (ニュースイッチ) - Yahoo!ニュース

単に残業をしないのではなく、しなくても仕事が回る工夫がすごい

2017/02/04 16:19

この記事を読んですごく刺激を受けました。

残業をゼロにして、なおかつ年収もいい。
そんな会社にできるなんてすごい。
と思うかもしれません。

私がその中でもすごいと思ったのは、社員全員で協力して、効率的な仕事の進め方、顧客から求められる条件を満たすために、今の体制からどのように変えていくか。を導き出したところです。

 

記事の中で、ラーメン屋の例が出ていますが、本当に定時内の仕事だけで終わってしまっては信頼を失ってしまいます。
ですが、記事内にある通り、客が合わせてくれるケースもあります。
信頼を勝ち取ったまま、どのようにして効率的に回していくか、この工夫が大変だと思います。

 

1.社員全体のスキルアップ

これがなければ話になりません。できることだけをやっていては、効率的に動くにも限界があります。
しかし、ただ、こなすだけだった仕事からより良くするために、仕事への取り組み姿勢から意識改革を行うのは相当大変だと思います。
特に、少人数の場合、全員を同じ姿勢に直していくのは相当ハードだと思います。
なぜなら、大人数であれば、多少できていないメンバーがいてもフォローできますが、少人数の場合、それができません。
一人当たりの負担が大きいからです。

 

2. 勤務体系の変更

顧客がいる以上、特に BtoBのような業種の場合は、顧客の状況に合わせて対応することが少なからずあります。

部品を発注する場合、大手であればあるほど、リスク回避をするために、複数の工場から仕入れたりします。
これは、なんらかの理由で部品の調達が困難になった場合でもラインが止まらないように回避する方法なのですが、どこかの工場からの供給が少なくなった時に、急遽他の工場からの供給を増やしてもらったりすることがあると思います。
供給がなければ、製品が作れなくなってしまうので、発注者側からすると大きな問題です。
特に製品の売れ行きのいい時期に製品が作れないのは、致命的です。
そういった時にどうしても、部品を作る工場にしわ寄せがいってしまうことがあると思います。
そういった時のための勤務体系の見直しというのは、すごいと思いました。

問題が起こるよりも前に対策を打てるのはすごいと思いつつなかなかできません。
なぜなら、一人追加で採用するにも費用がかかるからです。
何事もない時には不要な人員となる可能性があります。
この会社のすごいところは、全体の社員の休日や作業量を調整して、無駄にならないようにしていることだと思います。

 

単純に記事をみて想像しているだけでも大変さが十二分に伝わってきます。
この記事をみて、自分たちの会社では無理だな、と思った方、本当にそうでしょうか?
何よりもまず、改善してみようと行動を起こしましたか?
自分の行動を変えてみましたか?
改善しようとどれくらいの期間を費やしましたか?
この会社は、10年の時間をかけたそうですよ。
私も、早速動き始めてみようと思います。
一人一人の考え方が変わらなければ、組織が変わることはないのですから。